私: 「いらっしゃいませー」
店長: 「おい!もっと大きい声出せないのか!」
私: 「あっ、はいすいません。」
私: 「い、いらっしゃいませー!」
店長: 「もっと腹から声出せ!腹から!」
これは18歳の時、スーパーマーケットでアルバイトをしていた頃の私です。
私は元々、大きい声は出せるのですが、
生まれつき声が低く、しかもこもった通らないぼそぼそ声の持ち主でした。
日常の会話でも「えっ?」と聞き返される事が多く、
「今何て言ったの?」という私の発言すらも、
相手に「えっ、今何て言ったの?」とリアルに聞き返される事もありました(苦笑)
それが本当にコンプレックスでした。
もしかしたら職場などで、大きな声が出せなくて悩んでいる人が他にもいるかもな。
と思いこんな話をしています。
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でも、その悩みを一瞬で解決するキッカケがあったんですね。
18で高校を卒業して、スーパーマーケットでのアルバイトを続けながら、
私は音楽の専門学校に行ったのですが、そこで先生にこの事を相談してみたんです。
その時の先生のアドバイスはこうでした。
「あなたは大きい声は出るんだから、もっと声のトーンを上げれば大丈夫ですよ」と。
なるほど、
「ボリュームを上げるのではなくトーンを上げる。」
要は、例えば今まで「ド」の音でいらっしゃいませと言っていたとしたら、
「1オクターブ上のド」の音(オクターブまではいかなくても「ファ」でも「シ」でも、
今までよりも高い音なら何でも構いません。)
で、いらっしゃいませを言えという事でした。
そして、その効果はすぐに出ました。
店長に「おぉ!今日声出てるなー!」と言われ鳥肌が立ったことを今でも覚えています。
確かに自分でも、声が店中に届いている事が実感できました。
先生すげー!さすが音楽の先生!
おそらく接客業をしている人は、
この「いらっしゃいませ」を言う機会が多いと思うのですが、
その中には、昔の私と同じように自分では限界まで声を出しているつもりなのに、
「もっと大きな声で!」「腹から声だせ!」
と注意されて悩んでいる人も多いのではないかと思います。
そんな時は、
「声のボリュームを上げるのではなく、声のトーンを上げる」
を思い出して実践してみてください。
印象が変わったと思われるはずです。
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