人が一番苦しいと感じる事、
それは「何もない事」だと思います。
日常において、刺激がない事ほど苦しいものはありません。
人間には常に刺激が必要なんです。
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「自由が欲しい」
多くの人、特に若い頃は得てして簡単に口にする言葉です。
「校則が自由をなくしている。」
「校則さえなければ自由が手に入る。」
「学校さえなければ自由が手に入る。」
でも、本当に校則や学校がなくなると、人は苦しくてたまらなくなります。
高校を中退して初めて、
学校に通っている事、学生という身分によって、
自分の存在位置を確認できる事の重要性に気づくんです。
「束縛するものがあるから自由がない」訳ではありません。
人が自由を実感する為には、「束縛」という基準となるものが必要なんです。
自由とは、束縛がない事ではない。
自由とは、存在する束縛の外へ飛び出す事。
逆に言えば、校則違反がなくならないのは、そこに快感があるから。
自由を感じるためにわざわざ校則違反をするんですね。
校則の価値に大きな価値があるのではなく、
ただ単に、校則を破るという快感を求めているだけなんです。
束縛が嫌なのは誰でも同じだと思います。
でも、その束縛するものがなくなるのは、もっと不快で苦しいものです。
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