本当の平等とは、
全ての出来事が誰の身にも起こる可能性があることを言う。
「あいつが金持ちの家に生まれて、俺が貧乏な家に生まれるなんて不平等だ!」
などと言う人がいるけれど、それは違うと思います。
あいつが貧乏な家に生まれてくる可能性だって十分にあったし、
自分が金持ちの家に生まれてくる可能性だって十分にありました。
結果的に、自分が貧乏な家に生まれてきただけであって、
どちらにも同じ可能性が平等に用意されていました。
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しかも面白いのは、
その結果が、未来の財産を決定付けている訳ではないという事です。
金持ちが破産し、貧乏人が金持ちになる可能性だってきちんとありますよね。
「未来でどちらが苦労するか?」
という事は、現時点の結果からは、全く決まっていないんです。
極めて平等と言えると思います。
結果主義者だから、起きてしまった後の結果の損得に眼が向いてしまい、
「世の中は不平等なシステムにできている」
と、勘違いを起こしてしまいます。
世の中は極めて平等なシステムでできています。
不幸な出来事も、幸運な出来事も、誰の身にも起こる可能性があります。
たまたま誰かが不幸になったし、たまたま誰かが不幸にならなかっただけです。
良い運を手にする可能性が誰の身にも起こる可能性があるように、
悪い運を手にする可能性が誰の身にもあります。
「誰の身にも起こる可能性がある」
という視点で考えれば、世の中は極めて平等なシステムと言えと思います。
良い運を生かして良い結果に繋げられるかどうかは、
良い運を与えられた本人にかかっています。
同じように、
悪い運を生かしてプラスに変換し、より大きな良い結果に繋げられるかどうかも、
悪い運を与えられた本人にかかっています。
結果の不平等に嘆いている暇があったら、
与えられた運を生かす努力をする方が絶対良いに決まってます。
この世の中で唯一決まっている結果、唯一の結果の平等性とは、
「全員に死が訪れる」という現実だけです。
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