例え同じことを言っていても、
誰が言うかによって、聞き手に影響する言葉の力は大きく異なります。

異論もあるとは思いますが、
肝心なのは、「何を言うか」よりも「誰が言うか」です。

なぜならば、人間の潜在意識は、

その人が「言ったこと」を信じる訳ではなく、
その人に対して「感じたこと」を信じるからです。

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例えばもし、あなたに沢山のお金や社会的地位があって、
誰もが羨むような派手な生活を送っていたとして、

それを相手に「私は豊かな人間だ」と、
言葉や証明材料を持って、いくら主張したとしても、

肝心の聞き手が「この人は豊かな人間だ」と”感じ”ることができなければ、
相手にとってのあなたは、豊かでも何でもないのです。

逆にあなたが派手な生活をしていなくても、
「私は豊かな人間だ」などと主張していなくても、

これはほんの一例ですが、
例えばあなたが、どこかしらの国や組織に対してボランティア活動をしていたとして、
その活動がすごく自然な形で相手に伝わったとしたら、

純粋に「あぁ、この人は豊 かな人間なんだな」
と相手に”感じ”させることができるわけです。

話し手が、聞き手にとって信頼できる人、
尊敬している人、
憧れている人など。

聞き手に影響力のある人が話すと、言葉の力は倍加します。

逆に、話し手がどんなに良い事を言っていたとしても、
どんなに正しい事を言っていたとしても、

その話し手に、「人を惹きつける魅力」がある程度備わっていなければ、
残念ながら、誰も耳を傾けてはくれません。

例えば有名人の一言というのは、
とても大きな力、意味を伴って、私達の心に届いてきます。

教師と生徒の関係もそうです。
生徒は、信頼している教師から言われると素直に聞くことができても、
同じ事を、そうではない教師に言われたときには、簡単に受け入れ ることはできません。

ですから、普段からの信頼関係というものが、いかに大切であるかが分かると思います。

参考になれば嬉しいです。

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