人間関係

相手に気付かれず敬語からタメ口へと自然に変える方法

「敬語からタメ口に変えて、相手との距離を縮めたい」と思っている人は多いと思います。
「会社の(学校の)先輩や上司と付き合いたい」こういうケースもあると思います。

でも…

「急に態度や立場を変えられない…」
「今の関係が壊れてしまったら…」

という不安のせいで、一歩踏みきれない場合も多いと思います。
その原因の一つとして”言葉の壁”があると思っています。

最近立て続けに同じ質問をもらっていて少し驚いているのですが、

「敬語からタメ口に変えたいのですが、そのタイミングが分かりません。」
「また、相手に嫌な思いをさせてもいけないとも思います。」
「先輩がタメ口でいいよと言うのでそうしたのですが、あからさま怪訝そうな態度を
 取られました。」

つまり、相手ともっと親密になりたくて、敬語からタメ口に変えたいんだけど、
どんなタイミングで変えたらいいのかわからない。
相手の気持ちも分からないからやりづらい。ということです。

確かに、敬語を使っていると、どうしてもそこに壁が出来てしまい、
お互いの仲がそれ以上親密になれず停滞してしまうケースが多いです。

でも、タメ口で話せるようになれば、相手との距離をぐっと縮めることができます。
ビジネスでも色んなチャンスが生まれて成功しやすくなります。

なので今日は、それについての方法…と言うよりも、ヒントをお話ししたいと思います。
この話の本質を理解していれば、

✔ タメ口なのに余計に好かれたり
✔ 上司や先輩と付き合えたり
✔ 成功者と友達になれたりします。

今回の話は基本的に、男性相手の話が中心になりますが、
これは女性相手でも本質は同じだと思ってください。

男女関係なく、
全ての目上の人間に対して有効な、進化したコミュニケーションスキルです。

ただ、1つだけ注意して欲しい事があります。
これは恋愛でもビジネスでもなんでも一緒で、本当に忘れてはいけない事なのですが、
私が何か新しい事にチャレンジしようとする時、

「少しずつテストする」という事を絶対に守っています。

行動の変化は、生活環境や他者からの評価に直結しているので、
小さくテストしながら様子を見て行かないと絶対に痛い目を見ます。

特に目上の人、学校の先輩や会社の人などが相手になると思うので、
失敗したら取り返しがつかなくなります。

いいでしょうか?小さく小さく、少しずつテストしてください。
試す場合は、基本的に自己責任です。

今回これからする話も、小さくテストして、
相手の様子を見ながら臨機応変にやる事をお勧めします。

ちゃんと上手くやれば、相手との距離がぐっと縮まる事うけあいです。
では早速、本題に入っていきますね。

■ タメ口vsプライド

まず、タメ口を聞かれる相手の深層心理を理解しなければいけません。
質問ですが、そもそも、どうしてあなたはタメ口を使う事に抵抗を持つんですか?

「そんなの決まってますよ。相手に不快な思いをさせないかどうか不安だからです」

では、どうしてタメ口で話すと相手が不快な思いをすると思うのですか?

「そりゃあ…タメ口だからだよ」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

もう答えになってませんね。
感のいい人ならば、すぐに答えられると思います。

それは、

相手が敬語からタメ口に変わると、自分が軽視されているように錯覚してしまうから。

いいでしょうか?

相手が気にしているのは「タメ口」ではないんです。
「自分の事を重要視する気持ち」を喪失していないかどうか、を気にしているだけなんですね。

人は、自分の事を重要視(尊敬)してほしいという欲求を持っています。

特に、最初の頃に相手から受けた重要視を基準に考えますから、
相手が後輩だろうが、先輩だろうが、目上の人だろうが関係ありません。

相手が誰だろうが、自分の事を重要視する気持ちは、
最初の頃から変わらず持っていてほしいと思っています。

今これを書いていて思い出したのですが、
学生の頃にしていたアルバイトでこういう人がいました。

スーパーのバイトだったのですが、勤めて3年以上にもなる彼(Aさんとします)に、後輩(Bさんとします)ができました。

後輩と言っても年は一回りちょっと上で、当時二十歳そこそこだった私からからしてみれば大先輩です。

最初は腰が低く控え目だったBさんも、仕事や人間関係に段々と慣れてきました。

経験の長いAさんに対しては最後まで敬語だったのですが、ある日を境にタメ口に変わりました。

そしてその日から、AさんのBさんに対する対応が少し冷たくなりました。

ある日、Aさんが私にボヤいた言葉です。

A :「Bさん、段々慣れ慣れしくなってきているよね。しかもタメ口だし。」
私:「うーん、そうかなぁ。」
A :「まぁそれはいいんだけど、」
A :「仕事が雑になってきてるのが気になるんだよね。」
私:「年上だからタメ口はいいんじゃないの?(笑)」
A :「いやだから、それはいいんだけど、仕事がね。」

その時は、

「なんだこの人は、小さい事にこだわるなぁ。」
「Bさん、仕事雑になってるかなぁ。」

くらいで、それ以上は気にもしませんでしたが、
今なら彼の深層心理が手に取るように分かります。

つまり、

タメ口になった瞬間Aさんは、自分が軽視されたように思えてしまったのです。

逆に言うと、Bさんの中でのAさんの重要度が下がってしまったように、
Aさんは錯覚してしまったということです。

私が彼に言ったように「年上なんだからよくね?」と思う人も多いと思うわけですが、
「最初の頃の重要度(尊敬)を失いたくない」という彼の心理に、
年上も年下も関係ないわけで…。

つまりはそうゆう事です。

とにかく、何度も言いますが”自分の事を重要視する気持ちはそのまま維持してほしい”
という本質的な感情が人にはあることを理解しないといけない。

それを理解した上で、少しずつテストしながら、タメ口に変えていけばいいと思います。

「俺はいつまでもあなたの事を重要視しているよ、尊敬しているよ。」
「一人の人間としてちゃんと見ているよ。」

という姿勢があって、そしてその姿勢を言葉以外の方法で伝える手段を持っていたら、
タメ口だろうがなんだろうが基本的に関係ありません。

冒頭で出てきた相談内容の一つ。

「先輩がタメ口でいいよと言うのでそうしたのですが、あからさまに怪訝そうな態度を取られました。」

この内容を見てもわかる通り、この先輩はタメ口をきかれた瞬間、
自分が軽視されたように感じてしまったのです。

タメ口でいいよと言った先輩の本音はこうです。

「タメ口でもいいけど、俺の事は軽視するなよ」

分かりますか?

相手に誤解させないような手段を持って上手にやらないと、
人間関係は微妙になってしまいます。

相手に気付かれず、タメ口から敬語へと自然に変える方法

という事で、そのテクニックをこれから話しますね。

ただ、一つ注意してほしい事があるのですが、今からする話は、

「この人と仲良くなりたい、もっと近づきたい」

という、私の中の本質的な感情が生み出したものであり、
揺るぎないマインドから自然と生まれたテクニックだと言う事だけは忘れないでくださいね。

テクニックから入るとろくな事がありませんから。

■ 最初のタメ口

最初は当然敬語で話しているので、ある日突然タメ口を使う時がきます。

その時必ず、相手が絶対に喜ぶ「褒め言葉」を含ませてください。

相手が絶対に喜ぶポイント、
例え失礼なタメ口でも怒らないようなポイントでそれを発動させます。

数年前、私がとてもお世話になっていた、
30歳くらい年上の先輩社長と会話している時の話です。

根はとても優しくて男儀のある社長なんですが、とても癖のある人で、
社員はもちろん銀行や取引先など、対外的にも恐れられていました。

その社長は、「特別」という部分に大きなパッションを持っていました。
「俺は他の奴とは違うぞ」というのが彼の信念であり、生き様でした。

それを理解していたので、彼の破天荒な談話を聞いていた時に、
私は褒めながらさらっとタメ口を使いました。

「社長、そりゃ坂本竜馬以来だよ(笑)」と笑いながら言いました。

その時、彼はどう思ったかはわかりませんが、
坂本竜馬=破天荒、改革者、特別な存在、と理解してくれたようで、
顔をほころばせて満足気な表情をしていました。

それから徐々に「褒めタメ口」を使い、
30歳も年が離れていますが、今では70%タメ口です。

相手が絶対に喜ぶポイントで褒めながら、
少しずつステータスレベルを均等にしていきます。

他には、相手が何かスゴイ事を言った時に「マジでー!?」みたいな、
タメ口のハードルが下がる「驚き言葉」にタメ口を忍ばせたりもします。

相手がゴリゴリの体育会系で、 上下関係の厳しい世界で生きてきたような人間の場合、
どうしても年下や後輩からのタメ口には抵抗がある場合があります。
なので、こういう人には、このくらいのレベルで留めておくのも手です。

さっきの「マジで―!」のような驚き言葉や、あとは相槌の時だけタメ口で答えるとか、
最初のうちは酒の席だけタメ口とか、上手にバランスをとってください。

そうやって、相手とのステータスレベルや立場関係を、
自分の意図している方向に調整していきます。

目上の男性には、可愛いがられるような存在になることを意識するのがコツです。
年上女性には、とにかく男っぽさを見せるように意識してください。

そして最後にもう一度念を押しておきますが、ここで話したテクニックは、
「相手に対する尊敬の気持ちを超えて、もっと仲良くなりたい、近づきたい」
という本質的な気持ちが生み出したテクニックです。

相手も決して馬鹿ではありません。
あまりテクニカルになりすぎると必ず気付かれて、逆効果になる場合もあります。
テクニックから入ると必ず失敗してしまいます。

だから、あなたも自分の中の本質的な感情を大事にして小さくテストしてみてください。

                                       
                                     以上。

(ここまでは以前まで発行していたメルマガの内容を転載したものですが、さらに理解を
深めていただくために、ここからは補足をしていきます。)

ステップ2:相槌でタメ口

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■ いきなり会話ベースでタメ口にしてしまうと、相手があなたとの近い関係を望んでいたと
  しても変な空気になってしまう。

■ いきなりは絶対NG。「軽視」しているように相手に感じさせてしまう。とにかく「軽視
  されてる」と思わせてはいけない。

■ 物事には順番がある。小さくテストと言ったが、このステップ自体が小さくテストのテン
  プレートになっている。

■ 相槌というのは、「はいはい、なるほど」「そうですか、なるほどですね」これにタメ口
  を混入させていく。

■ これでも気付く人間は気付く。ここでも相手を重要視している気持ちが変わっていない事
  をアピールするべし。

※ 相手に対する態度や姿勢。これが変わっていなければ一応問題はない。

ステップ3:つぶやきでタメ口

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■ 相手の言葉に対する返しを”つぶやき調”にして、それをタメ口で言う。

■ 相手の言った事に対して「それは凄いですね」と言うのは普通の敬語。
  これをタメ口にすると「それは凄いね」となるが、これでは会話ベースのタメ口になって
  しまう。(まだ早い)

■ ⇒「そりゃ凄いな…」といった具合に、”つぶやき調”にしてみる。

■ 自分の中の心の声を言葉にしている。別に相手に対して言っているわけではない。
  あくまで「つぶやき」なわけだから、タメ口でも違和感がない。
  でも、つぶやき調でも立派な会話が成立してしまう。

■ 少し慣れてくると、相手がしゃべった後に、

先輩 :「昨日飲み過ぎちゃってさぁ。カラオケのトイレゲロまみれにしちゃったよ(笑)」
あなた:「ハァ…やっぱり、●●さんには俺がついてなきゃだめだなぁ」
もしくは「そりゃないって…(笑)」

これは少し踏み込んでいるが、かろうじてつぶやきなので、タメ口でも違和感が残らない。
“可愛い後輩”感も演出できていて良い感じ。

ステップ4:ボディランゲージでタメ口

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■ タメ口というのは、言葉レベルで相手とイーブンになるという事。

■ 言葉というのは直接的なので、言葉で立場をイーブンにするには、どうしてもお互い摩擦
  が生じやすい。

■ 言葉レベルでイーブンにする前にやっておいてほしいのは、ボディランゲージレベルで
  イーブンになっておくということです。

■ ボディランゲージというのは簡単に言うと、身振り手振りやアイコンタクト、声のトーン、
  姿勢・態度などのことです。

■ ボディランゲージというのは言葉ではなく、見た目や雰囲気の領域なので、相手との立場
  関係をイーブンにしても摩擦が生じにくい。

■ この特性を利用して、まずは摩擦が生じにくいボディランゲージレベルのタメ口にチャレ
  ンジすべき。

■ 言葉よりは摩擦の少ないボディランゲージから入ることで、言葉のハードルを下げること
  ができる。

■ これまで腰を低くして接していたのなら、少し堂々としてみるとか、正面を向いて行儀良
  く話をしていたのなら、ラフな姿勢で話をしてみるとか、少し控え目なジェスチャーをし
  ていたとしたら、遠慮のないジェスチャーで伝えたい事を表現してみるとか、ワントーン
  高い声で話していたのなら、力強い声に変えて話してみるとか。

■ 態度をでかくするということではなく、徐々に友達と接するようなニュートラルの状態に
  近づけていくということ。

■ ここでも忘れてはいけないのは、小さく少しずつテストしていくということ。

ステップ5:ボディタッチで親近感アップ

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■ 相手が男性なら、「元気っスか?」とか「どーも!」とか言いながら肩や背中辺りを、
  ポンッと叩いてみる。すると、かなり親近感が高まります。

■ あくまで親近感を高めるという作業。

■ 相手が女性だと難しいと感じるかも。一歩間違えばセクハラ。

■ 要はやり方次第。例えば「何言ってんスか」と会話の中でツッコミを入れる時などに、
  拳を作って相手の肩を軽く小突いてあげると自然なボディタッチを演出できる。

■ 少し慣れてくると、人差し指でアバラ辺りを軽く突くとか、相手の肩に自分の肩を軽く
  ぶつけるとか、相手の腰に自分の腰を軽くぶつけるとか。グッと親近感が増す。

ステップ6:言葉の相槌&ツッコミでタメ口

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■ 相槌というのは、「はいはい」とか「うんうん」とか。言葉の相槌というのは、相手が
  言った事に対して「へーそうなんですね」とか「なるほどですね」とかになる。

■ これをタメ口にすると、「へー、そうなんだ」とか、「はいはい、なるほどねっ」とか
 「さすが!」とか。慣れてくるとこのタイミングで背中をポンと軽く叩くとより近づける。

■ ツッコミというのは、相手が言った面白い事や逆をより際立たせてあげる言葉のサービス。
  基本的に相手が喜ぶ行為なので、タメ口としてはハードルが低いと言える。

■ 例)「●●さん、そりゃ犯罪だよ(笑)」「ちょっとそれはダメッ!(笑)」
  ※ 語尾に(笑)が付いているのがポイント。

ステップ7:返事でタメ口

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■ 例えば、敬語の場合。相手が「今日は寒いよなぁ」と投げかけてきたら、「はい、寒い
  です」とか、「そうですね、寒いですね」と返すと思う。こういう返事の言葉をタメ口
  で返すようにする。

■ 例えば、「今日寒いよなぁ」ときたら、「寒ーい」と返してみたり。

■ ニュアンス的には、若干「つぶやき調」が入っている感じ。

■ 少し慣れてきたら「うん、寒い」と、「うん」を付けてみる。

ステップ8:酒の席ではほぼタメ口

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■ 酒の席は全体的にタメ口のハードルが下がる。
※ ステップ7までをクリアしていることが大前提

■ お互い気持ち良くなっているので、あまり細かい事を考えない。

■ 酒の席では、これまでの全てのステップを大いに使ってほしい。

■ 全身を使って、気持ちを最高に高めて、相手への尊敬と愛着を表現してほしい。

■ ほぼタメ口でOK。こういう席での「ほぼタメ口」を何度か経験すれば、普通の場でも
  自然とタメ口で話せるようになる。

■ 都度、相手のタメ口に対しての反応は見ておく。

■ 1~8までのステップで相手の反応が悪かったり、少し嫌がっているようなら、
  一旦タメ口をやめて、もう一度最初に戻って改めて関係を構築していく。

■ 嫌がっているということは、やり方が悪かったり、お互いの関係がまだその段階では
  ないということ。最初に戻って改めて関係を構築してから、また小さくテストしていく。

注意点

質問系や同意を求める系の言葉は最後まで敬語を壊さないようにしよう!

「昨日なにしてました?」は質問系。
「寒いですねぇ」は同意を求める系。

これらの系統は、タメグチのハードルが一番高いので、最後まで敬語は守っておくべき。

「昨日なにしてた?」「寒いね」・・・ハードルが高い!

タメ口になっても、たまに意表をついて敬語を使ってみよう!
そうすることで、定期的に先輩後輩・上司部下・年上年下の関係性が崩れていない事をアピールできる。

参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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